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30年間で一番の傷と今後の生き方

30年間生きてきて、あんなに寂しく辛い経験は本当になかった。

あんなに人を許せないと思ったことは一度もなかった。

自分が悪いのか反省するべきなのかは、周囲に聞いて周った。

結果的に、相手を悪く言う声のほうが多かった。

私が社会的に加害者となった今もだ。

あんなにも心殺されるような言葉を投げかけられ、心にも身体にも傷を負い、一人で産婦人科に行った寂しさは簡単に癒えないと思う。

免疫力が落ちると再発する炎症は、今度もそれを起こすたびにあの経験の悲しみに苛まれるだろう。

自分の身体に対する劣等感を植え付けられたのも、未来のない純粋な恋愛でもない状態でホテルで会われたのも、大きな傷となった。

ご丁寧に彼のフェイスブックやラインに書いてあることを伝えてくれた人々。

表面上では仲良くしていても、心の中では彼のことを嫌っているのが分かった。

みんな、おもしろがっていたよね。私の憎しみをヒートアップさせた。

そんな中でも、私がスパルタ社員と呼んでいた人のメールは心に響くものだった。

言っていることが最も的確で、人間関係というものは必ず跳ね返るから私が動かなくても大丈夫だって、ずっと言ってくれていた。

それでも私、狂って壊れてしまったけど。

ショック以外の何者でもないよ。目が覚めたときに自分の異常さが分かった。

何を一生懸命になっていたんだろうって。

同時に相手の異常さも分かった。あきらかに普通じゃないって。

それはすべて周りが伝えてくれた。

警察官ですら、最後は「どうしても悔しいって思うなら民事裁判がある。これはもう警察とは関係ない。君の気持ち次第。でも、君もこういうことしちゃったから、逆に負けてお金取られたらもっと大きな心の傷になるよね」って言ってくれた。

本気で彼には仕事を失ってほしかった。

その思いは今でも消えていない。

でも、そのために動くことは自分を破滅させてゆくということも知った。

正直、こんなに人を許せないと思ったことはなかった。

こんなに周りも、私のすることをヒートアップするという状況もなかった。

こんなに簡単に自分の身体が傷つくことも知らなかった。

ショックでこんなに髪の毛も失ってしまうなんて分からなかった。

おそらく、もう二度と男の人と2人きりで会うことはないと思う。

偽りの友情とか優しさとか、恩のある上司からは与えられたくなかった。

簡単に愛を誓った女を裏切り、別の女に手を出す男から学べることは何もなかった。

ホテルに行ったことで、私は愛の裏切りの共犯者となり、もともと持っていた罪をこの経験でさらに大きくしてしまった。

このことに対する後悔も止まらない。

今日まで彼に悲しみを与えられたすべての女性の憎しみが私に集まってしまった。

飛ばした念はきっと今後も生き続けてしまう。

私はただ、この後悔とともに生きてゆくことしかできない。

もう誰にも触れられたくないし、優しい言葉もいらない。

罪人というレッテルを貼られたまま、生きてゆく。多くの悲しみとともに。